育て方

ニンニク栽培で失敗しやすいポイントと対策

ニンニク栽培で失敗しやすいポイントと対策

香味野菜の代表格であり、和食だけでなく中華料理、フランス料理、イタリア料理等様々な料理に用いられるニンニク。

個人での栽培は難しいイメージがあるかもしれませんが、畑だけでなくプランターなどを使った家庭菜園でも手軽に収穫することができます。

しかし、育てる上で失敗しやすいポイントが幾つかありますので、ここではそのポイント、及び対策についてお話ししたいと思います。

また、一年を通した「にんにくの育て方」については、下記をご覧いただければと思います。

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ニンニク栽培で失敗しやすいポイントと対策

ニンニク栽培で失敗しやすいポイントと対策

まずニンニクを栽培するにあたっては、「土作り」「植え付け」「水やり・追肥」「芽かき」「収穫」という流れになります。それぞれに注意するべきポイントがありますので、一つ一つの行程に沿って見ていきたいと思います。

①「土作り」

ニンニクが好む土壌は、日当たりがよく水はけの良い場所です。水はけが悪い場合は病気にかかりやすく、途中で枯れてしまうリスクがあります。

また、比較的連作障害(※同じ場所で同じ作物を作り続けることにより土壌環境のバランスが崩れ、生産量が減少すること)が起こりにくい作物ではありますが、リスクを抑えるためにもニンニク、及びユリ科の作物を1年以上栽培していない場所を選ぶと良いでしょう。

ちなみにニンニクは酸性の土壌を嫌いますので、土壌が酸性に傾いている場合は苦土石灰を用いるなどして酸度を調整しておく必要があります。

②「植え付け」

ニンニクの植え付けを行うに適した時期は、9月中旬から11月頃です。9月頃になれば園芸店などでも種ニンニクが出回ってきますので、それを買い求めるのも良いでしょう。

植え付けを行う上でのポイントは3つ

1つ目は「種ニンニクはそのまま植えるのではなく、外皮を剥がして小片に分けておくこと」です。この際、色が変色しているものや腐っているものなどは取り除いておくようにします。

2つ目は「根の方を下にして植える」事です。どちらを下にすべきかは小片の根が付いている方が下、もしくは尖っている方が上と覚えておいて下さい。

最後の3つ目は「暑い時期に植えない」事です。植え付けに適した9月中旬より前に植えると、土の温度が高すぎるため蒸れて腐ってしまう可能性があります。ある程度気温が落ち着いた9月中旬から植えるようにしましょう。

③「水やり・追肥」

基本的に乾燥気味に育てるニンニクですが、冬場はほとんど水を与える必要はないものの、秋、及び春から初夏にかけては生長の時期であるため水をきちんと与えるようにして下さい。この時期に水が不足していると生育が不十分になる可能性があります。

また、肥料に関しては植え付けから収穫までの間に2回施します。時期は「1回目=植え付けから1ヶ月後」「2回目=年を跨いだ3月頃」が基本です。この2回目のタイミングは重要であり、この期間を逃してしまうとニンニクの苦みが増してしまう可能性があります。

また、窒素分の多い肥料を与えていると株が弱くなり、病気にもかかりやすくなります。与える肥料は「窒素・リン酸・カリ」が同等に配合されたもの、もしくはややリン酸の多めのものを選択するようにして下さい。

④「芽かき」

ニンニクは植えてから30日ほどで発芽し、生長していきますが、1株から2本の芽が出ていたら色や伸び具合の悪い方をかき取り、1本にしてしまいます。こうする事によって球根の部分に十分な栄養が行き渡るようになります。

また、春になると生育が盛んになり、花蕾(からい)が伸びてきます。花を咲かせるとそちらに養分が流れてしまい球根が大きくなりにくくなりますので、花蕾は適宜摘み取っておくようにしましょう。

⑤「収穫」

収穫時期として最適なのは、5月中旬~6月中旬頃となっています。株の葉先が3~5割程度枯れ始めている頃が収穫の目安です。

ここで注意すべきは5月中旬より前に収穫してしまうと、まだ球が小さいままで生育が不十分な場合があります。また、梅雨の時期に入ってしまうと湿った土壌の中でせっかく育った球根が腐ってしまう事もありますので、収穫の時期は逃さないように注意して下さい。

おわりに

にんにくの栽培のポイント

いかがだったでしょうか?今回ご紹介したようなポイントを踏まえれば、誰でも手軽にニンニクを育てる事ができます。ホイル蒸しにしても良し、スライスしてチップにしても良し、ニンニク醤油などにアレンジしても良し・・

様々な用途に使えるご家庭ニンニクを、是非この機会に育ててみてはいかがでしょうか?